Contents
都会の息苦しさから、山の深呼吸へ
いつものように満員電車に揺られて、
気づけば肩も心もキュッと縮こまっていたある日。
「広い空の下で、ちゃんと息をしたいな」って思って、
私はバイクで群馬・谷川岳エリアまで走ってみました。
東京からだと関越道で約2時間半。
思ったよりも近いのに、そこにはまるで別世界の静けさがありました。
わたしが訪れた場所:「THY GUEST HOUSE 水上」
今回のお宿は、水上(みなかみ)にあるTHY GUEST HOUSE。
素朴だけど温かくて、“ただ過ごすこと”が許される空気がある場所でした。
■ チェックインから、すでに整いがはじまっていた
1日目
- 都内を出て関越道を北上。途中、赤城山の空気が気持ちよかった
- 到着後は、テラスで地元のハーブティーを一杯
- 敷地内の小道を歩いて瞑想スペースへ
- 夕方は川のせせらぎを聞きながらストレッチ&ノートタイム
- 夜は星空の下、焚き火を囲んで静かに過ごす
2日目
- 朝の森を裸足で歩く「アーシングウォーク」
- 谷川岳の稜線を見ながら、屋外で10分瞑想
- 朝食は地元野菜たっぷりのスープと、やさしい玄米ごはん
- 帰りは温泉に寄って、ゆっくり都内へ
自然の中で深まる、わたしの“無音時間”
谷川岳の山々に囲まれて、
耳をすませば聞こえるのは、風の音と鳥の声だけ。
誰かと話さなくても、スマホを見なくても、
自然の音が、心のノイズをゆっくり消してくれる感覚がありました。
■ マインドフルネスって、がんばらない方が深まる
「瞑想しなきゃ」「整えなきゃ」って思うときほど、逆に集中できない。
でも谷川岳の空気の中では、
何もしなくても呼吸が深くなっていて、
ただ自然に身を委ねるだけで、勝手に“整っていた”んです。
バイクで走る谷川岳のふもとは、まさに癒しの道
関越道から水上ICを降りて、谷川岳方面に向かう山道は、
バイク乗りにとってはたまらない絶景ルート。
ワインディングに身を任せながら、
山の稜線や、澄んだ川の流れを感じる時間は、
移動時間というより、瞑想時間に近かった気がします。
整うって、山に包まれて気づくもの
THY GUEST HOUSEで過ごした2日間は、
“何かをしよう”としなくても、自然が整えてくれる時間でした。
都会での生活では、呼吸を「整えよう」と意識しないと難しいけど、
ここではただ山にいるだけで、呼吸も心もふわっとやわらかくなる。
また一週間がんばる前に、
わたしは時々こうして、山に抱かれに行こうと思います。