わたしと向き合う、はじめての瞑想時間

わたしと向き合う、はじめての瞑想時間

「止まっていいんだよ」と言ってくれる時間

“何かしてないと、どこか不安。”
そんなふうに感じることってありませんか?

 

私もずっとそうでした。仕事に集中して、週末も予定でいっぱい。
気づけば、自分の「余白」がどんどん減っていく感覚があって、
それがしんどいって、やっと気づいたんです。

 

でも、いつからか思うようになりました。
「何もしない時間こそ、私に必要だったんだな」って。

 

瞑想って聞くと、少しハードル高そうに感じるかもしれません。
でも、私にとっては「止まっていいって思える時間」。
誰のためでもなく、ただ“わたしのためにある時間”です。

 

瞑想って、何をするの?

■ マインドフルネス瞑想とは

マインドフルネス瞑想は、「今ここ」に意識を向ける練習。
呼吸、体の感覚、音、匂いなど、
自分が今感じていることにやさしく気づいてあげる時間です。

 

目的は、頭の中を空っぽにすることじゃなくて、
「今、こんなこと考えてたな」と気づいてあげること。
その気づきが、自分とのつながりを少しずつ取り戻してくれます。

 

私はこの“気づく練習”を続けていくうちに、
物事を柔らかく受け止められるようになってきた気がします。

 

まずは3分から。やさしい瞑想の始めかた

■ わたしが最初にやってみた方法

私がはじめて瞑想を取り入れたときは、
正直「これでいいのかな?」って思っていました。

 

でも、やってみたら3分だけでも十分だったんです。
それだけで、少しだけ呼吸が深くなって、心のスピードがゆるやかになりました。

 

■ ステップ1:姿勢を整える

  • 背筋をやさしく伸ばして、椅子や床に座る
  • 手は太ももや膝の上に自然に置く
  • 目は閉じても、伏せ目でもOK

■ ステップ2:呼吸に意識を向ける

  • 吸う息、吐く息に注意を向ける
  • お腹や胸がふくらむ感覚、鼻を通る空気の温度を感じてみる

途中で考えごとが浮かんでも大丈夫。
「あ、考えてたな」と気づいたら、また呼吸に戻るだけ。
それを繰り返すことで、自然と心が落ち着いてきます。

瞑想って、“整える”というよりは、“戻る”という感覚に近い。
私はそう思っています。

 

瞑想を習慣にするとどうなる?

私が瞑想を取り入れて変わったのは、
“自分に立ち返るタイミング”が増えたこと。

  • 感情に飲み込まれにくくなる
  • 集中力が少しずつ戻ってくる
  • 夜、寝つきが良くなる
  • 「今ここ」にいる感覚が増える

ひとつひとつは小さな変化だけど、
心がちょっとずつ整っていく感覚があるんです。

特に寝る前に数分の瞑想を取り入れると、
1日の疲れを静かに手放せて、呼吸と一緒に眠りへ入っていける気がします。

 

わたしに還る時間を、毎日に

マインドフルネス瞑想って、
「すごいことをする」んじゃなくて、“静かに気づく”ための時間

 

深く座るのが難しい日もあるし、雑念だらけな日もある。
でもそれもぜんぶ含めて、“今のわたし”にOKを出す練習なんだと思います。

 

もし今日、心が少しざわついたなら、
3分でもいいから、静かに座ってみてください。

 

それが、わたしと向き合う一歩になると思います。
自分にやさしくなる練習は、いつからだって始められるから。