都会の喧騒を抜けて、深呼吸できる場所へ
仕事が詰まってくると、決まって呼吸が浅くなります。
誰かの声、スマホの通知、ToDoの山。
どれも大事なんだけど、「自分の音」が聞こえなくなる瞬間があって。
そんなとき私は、中央道を走って山梨県の道志村へ。
東京から2時間ほど、バイクなら程よいワインディングと森の香りが楽しめるお気に入りの場所です。
わたしが選んだ場所:「PICA富士道志」
今回訪れたのは、自然と調和したキャンプ場「PICA富士道志」。
ウッドキャビンや芝生サイト、川のせせらぎが響く広い森の中で、
“整えるための余白”がちゃんと用意されている場所です。
■ リトリートの目的は「ただそこにいる」こと
1日目
- 午前に出発、途中のカフェでゆっくりコーヒータイム
- お昼に現地到着。チェックイン後はハンモックで読書
- 夕方は川辺で座って、瞑想と深呼吸をゆっくり
- 夜は焚き火の前でジャーナリング(手書きのノートにその日の気持ちを書く)
2日目
- 朝の森をゆっくり散歩。足音と鳥の声だけの時間
- キャビンでストレッチ、呼吸法を15分
- ゆっくり片づけて、帰路は道志みち経由で帰る(絶景あり)
道志の森で深まるマインドフルネス
自然の中にいると、「意識しなくても深まる感覚」があります。
木のざわめきや、遠くの川の音、肌にあたる風。
それに集中しようとしなくても、勝手に五感が反応して、
気づけば心が静かになっている。
■ 私が感じたマインドフルネス効果
- 緊張していた肩がふっと軽くなった
- 頭の中の“ざわざわ”が小さくなった
- 「やらなきゃ」じゃなくて「このままでいい」って思えた
自然の中では、マインドフルネスって努力じゃなくて自然現象になるんだなって気づかされました。
バイクと自然の相性って、やっぱり最高
都会で暮らしていると、バイクはちょっと贅沢な存在に思えることがあります。
でも、こうして目的地が“整えるための場所”だと、移動時間さえも特別になる。
道志みちのゆるやかなカーブ、
森の中をぬけるひんやりした空気。
ライディング中もずっと、私は“いまここ”にいました。
静けさは、外じゃなくて内側にあった
PICA富士道志で過ごした時間は、
私にとって「自然の中で整う」だけじゃなく、
「何もしない自分にもOKを出せる」時間でした。
森や川や風が、
「何かしなきゃ」という焦りを、そっとほぐしてくれる。
また、ちょっと疲れたなって感じたら、
私はきっと、道志の森に戻ると思います。
焚き火の前で、深呼吸をひとつ。
それだけで、また少しだけ、自分にやさしくなれる気がします。